みんな寂しさの中で生きているんだな,と思う.亡き人のことを思う新平と由紀恵.新平と別れた咲.恋人に浮気をされている佳純.みんな寂しさの中で生きている.
ずっと葛藤に苛まれて優柔不断だった新平が親友とさよならをして夜が明けて,佳純からの手紙を頼りに彼女へ会いに行くラストは明るい未来を予感させるようでとてもよかった.
純平の妹の「1年後一緒にいなくても,10年後も一緒にいたいと思いたいやん」とか,佳純の「幸せとは?」とか,そういったセリフが印象的で幸せとは寂しさを感じない瞬間のことかもしれないと思った.
優柔不断な新平とは対照的な妹とのコントラストがとても面白くて,バイト先の店長もそうだけど新平は人に恵まれているなと思う.
さよならできないふたりの二人は誰だろう?そう思いながら観ると面白い.
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