2月23日に川崎アートセンターで観た.監督チャンドラー・レヴァックのデビュー作とのことで,クザビエ・ドランのような出会いを求めていたけど,出会えなかった.
映画の内容は,映画好きな高校生の青春を描くヒューマンドラマ.主人公ローレンスは対人関係が苦手だったりと個性的.だけどその性格が繰り広げる他人との触れ合い方が独特で映画の良さを形作っていた.
ストーリーは映画を軸に構成されているかなと思ったけどあまりそうではなくて,どちらかといえばその独特な人間関係がメインに描かれていた.なのでタイトルと内容にすこし違和感をおぼえたのはぼくだけではないかも.
ストーリーの展開でどうしてもニューヨークの学校にいきたいローレンスが母親の願いもあってカナダの大学に進学するところで優しさを感じたし,唯一の親友とも思春期によくある嫉妬からのひねくれを乗りこえて仲直りできたし,カナダの大学では友達できるか心配していたけど,いざ入学してみたらあたらしい友達たちとも仲良くやっていけそうでよかった.
思春期によくある周りへの反発や未来の自分への憧れを派手な誇張なく上手に描いているのが印象的でした.
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