ミニマリストってなんだか窮屈そう,自由に見えて意外と自由じゃないんじゃない?
ミニマリストの生活には憧れるけれど,潔くモノを捨てることができなかったりしますよね.ミニマリストは見かけカッコいいけれど「モノを持たない」という意識に縛られて実は不自由なんじゃない?そう思うことも多いはず.
今日はゆるいミニマリスト,つまりマイルドミニマリスト(勝手に作った造語)は快適な生活を送るうえで最適解なのでは?という話をしたい.
僕はミニマリストっぽい生活をしているけれど,それでも本は紙で読む方が好きだし,音楽を聴くにも気に入ったアーティストの音楽はCDやレコードで購入している.さらに趣味でピアノやギターも楽しんでいるから,僕の部屋はミニマリストの「何もない部屋」ではない.
それでも僕は自分のことをミニマリストだなと思う.
この記事を読んでもらえれば,あなたもきっと「ゆるいミニマリストっていいね」と思ってもらえるはず.
快適な生活の最適解はゆるいミニマリスト
僕は快適な生活を送るために「ミニマリスト思考」を取り入れるべきかなと思う.
「え,5秒前と言っていること違うじゃん!」と言わないで,ちゃんと説明する.
そもそも「ミニマリスト思考ってなんだ?」と思うかもしれないけれど,世の中にミニマリストの定義なんてない.
だったら自分で作っちゃおうと思って僕なりのミニマリストの定義を置いている.
僕が考えるミニマリストはこちら
つまりお気に入りに囲まれて生活している人のこと.
この僕なりのミニマリストの定義は「どれだけモノゴトを削ぎ落とせるか」という点に注目せず「お気に入りに囲まれて生活する」という点に注目している.
いわゆるミニマリストほど結果的にモノを削ぎ落とさないから,わかりやすくするために「ゆるいミニマリスト」と呼んでいる.
ミニマリストはモノの数を減らすことを目的化しがちだ.本来モノを減らすことは快適に暮らすための手段であったはず.手段が目的になってしまっている.
そうじゃない.
快適な暮らしとは自分のお気に入りに囲まれて生活すること.
だから「お気に入りのモノゴトはちゃんと手元に残す」ゆるいミニマリストが最適解と考えている.
ゆるいミニマリストが最適解な理由
ゆるいミニマリストが最適解である理由を3つの例をとってみていこう.
・所有欲を程よく満たしてくれる
・その時々に合わせたライフスタイルを築くことができる
モノの数に縛られなくなる
ゆるいミニマリストはモノの数にこだわらない.
モノの数を「最小化しよう」ではなく「最適化しよう」と考えるから.
最適なモノの数とはあなたが必要な数だ.
例えば服の例をとってみると
・Bさんは20着必要
と,人によって必要な服の数は変わってくる.
性別や年齢,仕事や生活環境によって服の数なんて変わってくる.
それを無理やり最小化しようとすれば不便極まりないだろう.
ポイントは全ての服をちゃんと管理し運用すること.
あなたのお気に入りの服だけで生活する,それがゆるいミニマリストだ.
所有欲をほどよく満たしてくれる
ゆるいミニマリストは欲しいモノは買う.
本当に欲しいモノは手に入れたときの喜びが半端ない.それはとても幸せなことだと思うから本当に欲しいモノがあれば手に入れるべきだと思う.
ポイントは購入したあと不要になるモノはちゃんと処分すること.
例えば服を例にとってみると
こうして新しいモノを迎え入れるときは古いモノもちゃんと管理しよう.
「いや,古いコートもまだまだ着るよ」と言うのであれば捨てる必要はない.
運用しない,管理できないモノを手元に残さないポイントを大事にしてほしい.
その時々に合わせたライフスタイルを築くことができる
ゆるいミニマリストはその時々にあわせたライフスタイルを築くことができる.
必要なモノは手に入れるからモノの数は増える.
だけどそれは「快適に暮らすための買い物」だからちゃんと目的を達成している.
例えば子供ができた場合,子供のための育児用品やおもちゃなど,たくさんのモノが増えるだろう.
だけどそれは子育てにとって,そして何より子供の生活にとって欠かせないものだ.
「子供と一緒に快適に暮らすため」そのためにモノが増えるのはとても幸せなことだと思う.
ここでもポイントになるのは「不要となった育児用品やおもちゃはちゃんと処分する」というところ.
子供の成長に合わせてモノを管理していけば「必要なもの」だけに囲まれた生活を築くことができるはずだ.
ゆるいミニマリストになる方法
ゆるいミニマリストになる方法を紹介したい.
ポイントはこちら.
・定期的に棚卸ししよう
・自分の気持ちを大切にしよう
モノよりコトを意識しよう
モノそのものよりそのモノを使うコトを意識してみよう.
例えば服を例にとってみると
こんな風に実際にあなたがその服を着ている姿をイメージしてみよう.
もしその姿が浮かばなければその服は処分すればいい.
モノの数にこだわらず「そのモノを使うコトがあるかどうか」をポイントにモノと向き合ってみてほしい.
定期的に棚卸ししよう
年に数回はモノの棚卸しをしよう.
そのときに「これを使うコトはあるかな?」と使う場面を想像しながらモノと向き合うと不要なモノが見えてくる.
また過去1年以上つかってないモノがあれば,それは思い切って処分してみてもいいかもしれないし,新しく使い始めてもいいだろう.
ポイントは持っているモノを把握して管理,運用するところ.
自分のモノは責任をもってちゃんと管理していきたい.
自分の気持ちを大事にしよう
モノと向き合うときは自分の気持ちを大切にしよう.
先ほども少し触れたけれど必要なモノの数は人それぞれ異なる.
あなたが必要と思えば必要なのだから,数にこだわる必要はない.
あなただけのお気に入りを見つけて,それに囲まれた生活を送って欲しいと思う.
また,買い物をする際には「本当に必要か?これ以上にグッとくるモノはないかな?」とあなたの気持ちと会話しながら選んでほしい.
もし買い物に失敗したら,それはいったん処分してまた新しいモノを買えばいい.
ポイントはあなたが本当にいいなと思うモノを選ぶこと.
そう考えるとゆるいミニマリストってなかなかよくないですか?
ゆるいミニマリスの生活の一例
ゆるいミニマリストを実践する僕の例を少しだけ紹介.
本は紙の方を買う
いわゆるミニマリストは本を紙で買わない人が多いと思う.
でも僕は紙の本が好きだからミニマリストと言っておきながら紙の本を買っている.
紙の本のいいところはこちら
・モノとして残る
・不要になれば売却できる
貸し借りできる
僕は本を家族や友人と頻繁に貸し借りしている.
これって電子書籍じゃなかなかできないですよね.
「この本オススメだから読んでみてよ」
こうやって簡単に紹介することができるところが紙の本のすごくいいところだなと思う.
モノとして残る
例えばSSDやHDDが壊れたり紛失したらデータはまるっと紛失してしまう.
そのリスクはとても大きいと思う.
またAmazon Kindleで購入した本はAmazonがなくなってしまうときっと読むことができない.
10年後,100年後に読めるのは(そのとき読む人がいるかどうかは別として)圧倒的に紙の本かなと思う.
不要になれば売却できる
購入した本は棚卸しして必要・不要を見極めよう.
そして不要な本は売却しよう.そうすれば少しのお小遣いになるし,売却した本は次の誰かの役にたつ.
電子書籍は買ったら売却することはできない.
僕は古本が好きだから多くのばあい新品より安く購入できるし,さらに電子書籍よりも安く入手できる.
そうやって気軽に楽しめる古本文化は電子書籍では味わえない.
まとめ|快適生活の最適解はゆるいミニマリスト
ゆるいミニマリストは快適な生活を送る最適解だよという話をした.
ゆるいミニマリストは次のメリットがある.
・所有欲を程よく満たしてくれる
・その時々に合わせたライフスタイルを築くことができる
そしてゆるいミニマリストになるためには次のことを意識してみよう.
・定期的に棚卸ししよう
・自分の気持ちを大切にしよう
ミニマリストと言うとモノの数に囚われがちだけれど,本質は「快適に暮らすこと」かなと思う.モノの数はあくまで結果であって追い求めるものではない.
あなたにとってお気に入りのモノを見つけながらゆるいミニマリストを目指してもらえれば幸いだ.