就職して初任給を頂いたり,ある程度生活が安定してくると親孝行をしたいなと思うときがくる.
親孝行とは,これまで育ててくれた感謝の気持ちを,食事や旅行などのわかりやすい形で表す一つの行為として捉えられているかもしれない.
しかし,そもそも親孝行ってなんで必要なんだっけ?と疑問に思う人も多い.
今日はそんな疑問を持つあなたに,親孝行の意味や目的を紹介したい.
今日の内容.
親孝行の意味と目的
親孝行の意味,目的は1つ.
なぜ親孝行は親に安心してもらう必要があるのか?
親孝行で親に安心してもらう理由は次の2つ.
・自分が幸せになるため
親に幸せになってもらうため
親孝行とは,親の心配を少しでも減らすための手段であり,子供が親を幸せにする手段だ.
親は子供ができた瞬間から子供のことをとにかくいつでも一番に考えている.子供のために生きているといっても過言ではない.
親はいつだって子供のことを,子供が想像するよりはるかに心配しているし,幸せになってほしいと願っている.
子供の幸せを願うのが親の務めだ,だから心配して当たり前じゃないか.という人もいるかもしれないけど,それは子供のときの話.
なぜなら,子供のころの幸せは直接的にも間接的にも親に与えてもらっている.しかし大人は自分の幸せを自分で見つけることができる.余談だけどこれが子供と大人の大きな違いだ.
とはいっても,どれだけ年齢を重ねても親子関係は崩れることはないし,親が子供を全く心配しなくなることはないかもしれない.それでも親孝行は,親の心配を少しでも減らして,親を幸せにする手段だ.
つまり,親孝行とは「これからは自分の幸せは自分で見つけていく.だから大丈夫,心配しないでね」と,メッセージを伝えることなのだ.
そうすれば「子供が自立して幸せになってくれて,とても幸せ」と安心してくれるはず.
また,一緒に食事をしたり旅行に出かけたりして同じ時間を共有することでもその幸せを積み重ねることができる.ポイントはちゃんとコミュニケーションをとって「私は大丈夫,ちゃんと自分でうまくやっていて幸せに生きている」と伝えてあげること.
あくまでも食事や旅行はそのきっかけを作るための手段だ.
ちゃんと自立して幸せに生きていることを伝えよう.そうすれば親は安心してくれる.
親孝行は親に安心してもらい,そして幸せになってもらうための手段なのだ.
自分が幸せになるため
親孝行のもう一つの目的は自分自身が幸せになるためだ.
誰かを幸せにしようと思うとき,まず自分自身が幸せで満たされていないと他人を幸せにはできない.
なぜなら,自分が幸せでないと幸せな人の気持ちがわからないから.
そして先ほども述べたけど,自分自身が幸せじゃないと親も幸せにできない.
だから自分自身が幸せになる必要がある.
そのためには,自分のやりたいことを見つけそれを実現する必要がある.
もちろんそれは仕事だって趣味だって恋愛だってなんだっていい.
とにかく「私はこれがしたい,こうなりたい」そういった気持ちを大事にして,実現することが大切だと思う.
例えば僕の場合「ブログでつらつら自分の考えを発信したい」という気持ちがあって,実際にこうして表現できていて幸せに思ってたりもする.
そして,そうして自分が本当に満たされると「他人のために何かをしてあげたい」と思うようになる.
一番わかりやすい話が金銭的に満たされている場合.
金銭的に満たされていると質実剛健になる.変な虚栄心はなくなり見栄を張らなくなる.自分が本当に必要なもの,大切なものだけで生きていくようになるのだ.
つまり,自分の軸で生きていけるようになる.
そうやって自分が満たされれると,誰かのためにお金を使いたい,と本気でそう思うようになる.そのときが親孝行のタイミングだ.
「親を幸せにしたい,だから今度,食事をご馳走しよう.」
例えばこの思いが実現すれば,親は喜んでくれるはずだし,自分自身も幸せな気分になれる.
だから親孝行は親だけでなく,自分が幸せになるための手段なのだ.
まとめ|親孝行の意味や目的とは?なぜ親孝行は必要なのか
親孝行の意味や目的について僕なりの意見を紹介した.
親孝行の意味や目的はたった一つ.
その理由は二つ.
・自分が幸せになるため
結局,みんな幸せでみんなOKみたいなwin-winな関係を作れれば理想だ.そのための手段が親孝行なんだけど,意味や目的を置き去りにして言葉が一人歩きしてしまっていると思う.
だから初任給でご飯をご馳走したりプレゼントをあげたり,そういうわかりやすい行為をすればOKというわけではない.
まずは自分が満たされて幸せになること,そして誰かを幸せにしたいと思い親を幸せにしてあげること.これが親孝行だと思う.
だからその手段はなんだっていい.親に幸せになってもらいたい,そう思えるかどうかが一番大切だ.
以上,最後まで読んでいただきありがとうございます!